ポージングは、もうひとつの筋トレ
ステージに上がったとき、審査員があなたの体を見る時間は、ほんの数十秒です。 その短い時間で、何ヶ月もかけて作り上げた体の魅力を伝えきる手段——それがポージングです。
「ポーズなんて、当日に教えてもらえばいい」と思う方もいるかもしれません。 でも実際は、同じ筋肉量・同じ体脂肪率でも、ポージング次第で審査の結果が大きく変わります。 ポージングは「体を見せる技術」であり、筋トレと同じく 何週間〜何ヶ月もかけて練習して身につける「スキル」なのです。
VOLIX CUPでは「シンプルポージング」を採用し、出場のハードルを大きく下げています。 それでも、自分のカテゴリーの基本ポーズを知らずに当日を迎えるのと、 知って練習してきたのとでは、結果はもちろん、ステージ上での気持ちのゆとりが大きく変わります。
そもそもポージングとは何か
ポージングとは、鍛えた体を最も美しく見せるための表現技術です。 ステージに立つ選手は、審査員に対して言葉で自分の体を説明することはできません。 体の長所を伝える唯一の手段が、ポーズなのです。
同じ筋肉量でも、ポーズが上手な選手は肩を大きく、ウエストを細く、立体的に見せられます。 逆に、せっかくの筋肉も、ポーズが甘いと印象に残らずに終わってしまいます。 これが「ポージングは、もう一つの筋トレ」と呼ばれる理由です。
なぜ今から練習が必要なのか
ポージングは、体が「ポーズの姿勢」を覚えるまでに時間がかかる技術です。 筋肉に力を入れながら、笑顔を保ち、呼吸を整え、決められた立ち位置で姿勢を作る。 これを当日いきなり全部やろうとしても、緊張で頭が真っ白になってしまいます。
何度も練習することで、体が勝手に動くようになり、ステージ上で「考えなくてもポーズが取れる」 状態になります。そうなれば、本来の自分の体を堂々と見せることができます。 本番直前ではなく、今から少しずつ始めることが大切です。
カテゴリーごとに、見せたいものが違う
VOLIX CUPには6つのカテゴリーがあり、それぞれ求められるポーズも審査の重点も違います。 まずは自分が出場するカテゴリーで、何を見られて、どのポーズを取るのかを把握しましょう。 ここではVOLIX CUP公式の規定に沿ってまとめます。
ボディビル
究極の筋肉美を追求するカテゴリー。筋肉量・密度・絞り・バランスと、ポージングセンスが評価の中心。
※ステージセンターに来た時に15秒4ポーズ程度を実施。ポーズは自由。
- ① フロントダブルバイセップス(正面で両腕を曲げて二頭筋を見せる)
- ② フロントラットスプレッド(正面から広背筋を広げる)
- ③ サイドチェスト(横向きで胸を強調)
- ④ バックダブルバイセップス(背面で両腕を曲げる)
- ⑤ バックラットスプレッド(背面で広背筋を広げる)
- ⑥ サイドトライセップス(横向きで三頭筋を強調)
- ⑦ アブドミナル&サイ(腹筋と大腿を強調)
- ⑧ モストマスキュラー(全身で力強さを見せる)
クラシックフィジーク
バキュームポーズとVシェイプシルエットが特徴。細いウエスト・仕上がり・表現力が鍵。
※ステージセンターに来た時に15秒4ポーズ程度を実施。ポーズは自由。
- ① フロントダブルバイセップス
- ② サイドチェスト
- ③ バックダブルバイセップス
- ④ アブドミナル&サイ
- ⑤ クラシックポーズ(マスキュラーポーズ以外で自由)
※次回BLOGにてバキュームポーズの練習方法を開設予定。
フィジーク
肩の丸み・引き締まったウエスト・Vシェイプな広背筋を見せるトータルパッケージ評価。過度な筋肉感は減点。
※ステージセンターに来た時にフロント・バック各ポーズを実施。
- ① フロントポーズ(自分の体型に合った、アウトラインが一番綺麗に出るポーズ)
- ② バックポーズ(両手は広げ、腰に手を当てない)
THE FIRST STAGE(初心者枠)
大会出場の一歩を踏み出すための初心者専用カテゴリー。過去にフィジーク大会で6位以内の入賞経験がないことが条件。
ビキニ
曲線的な美しさとエレガントなプレゼンテーション。細いウエスト・丸みのあるヒップ・健康的でさわやかな表情が鍵。
※ステージセンターに来た時にフロント・バック各ポーズを実施。
- ① フロントポーズ(各団体のポーズを対象)
- ② バックポーズ(肘より下に手があるポーズ)
レギンス
健康的にフィットネスやスポーツで養われた自然体なスタイル。過度な筋発達や減量は求めない。
※ステージセンターに来た時にフロント・バック各ポーズを実施。
- ① フロントポーズ(各団体のポーズを対象)
- ② バックポーズ(肘より下に手があるポーズ)
カテゴリーを問わず、共通する3つの基本
カテゴリーごとにポーズは違いますが、すべてのカテゴリーで共通する大切な基本が3つあります。 これを意識するだけで、ポージング全体の完成度が大きく上がります。
笑顔・目線・姿勢
ステージ上では、笑顔と堂々とした姿勢が大きな印象を作ります。 目線はまっすぐ前へ、顎は軽く引いて。緊張で表情が固くなりがちなので、 普段から鏡の前で「笑顔のままポーズを取る」練習をしておきましょう。 とくにビキニ・レギンスでは、笑顔と女性らしさは直接の評価対象です。
呼吸を止めない・力を抜く
ポーズに集中すると、息を止めて全身に力を入れてしまいがちです。 でも、それでは肩が上がってウエストが太く見え、表情も固くなります。 必要な筋肉だけに力を入れ、呼吸は浅く続けるのがコツ。 クラシックフィジークのバキュームは、この呼吸コントロールが特に重要です。
立ち位置と歩き方(Vウォーク)
VOLIX CUP全カテゴリーで採用されているVウォークは、入場時の歩き方の流れです。 ただ歩くのではなく、「歩いている時もポージング中」という意識を持つことが大切。 堂々と、リラックスして、まっすぐ歩く練習をしておきましょう。 Vウォークの具体的な流れは、次のセクションで詳しく説明します。
Vウォークの流れを知っておこう
「Vウォーク」という言葉を初めて聞く方も多いと思います。 これは、ステージ上での「入場から待機まで」の一連の動きの呼び名です。 その動線が上から見たときに「V字」になることから、Vウォークと呼ばれています。
舞台袖から、ポージング、そして列へ
選手は1人ずつ、舞台袖からステージに登場します。 まずステージ中央(ポージング位置)まで歩いて進み、そこで自分のカテゴリーの規定ポーズを実施。 ポーズを見せ終えたら、そのまま反対サイドへ歩いて移動し、すでに登壇している選手たちの列に並びます。
この「舞台袖 → ステージ中央 → 反対サイドの列」という動きが、上から見るとVの字を描く動線になります。
今日から始められる、ポージング練習法
まずは「鏡の前」で1分から
自宅の全身鏡の前で、自分のカテゴリーのフロントポーズを1分キープすることから始めましょう。 鏡を見ながら、肩の角度・腕の位置・足の置き方を確認できます。 最初は鏡を見ているだけでも、自分の体の使い方が少しずつわかってきます。
スマホで動画を撮って見返す
鏡では「正面しか見えない」のが弱点です。 スマホを三脚や台に固定して、自分のポージングを動画で撮影してみてください。 実際にステージで見られる「他人視点」からの自分を確認でき、 肩の左右差、立ち姿勢の歪みなど、鏡では気づけない癖が見えてきます。
プロ選手の動画を「お手本」にする
YouTubeやInstagramには、現役選手やプロのポージング動画がたくさんあります。 自分のカテゴリーで活躍している選手のポージングを「お手本」として真似してみるのが最短ルート。 特に審査員視点でカメラが回っている映像を見ると、ステージで何が評価されるかが直感的にわかります。
VOLIX CUPの無料ポージングセミナーへ
VOLIX CUPでは、出場選手向けに無料のポージングセミナーを開催します。 独学だけでは気づけないポイントを、講師から直接学べる絶好の機会です。 参加できない方向けに動画配信も用意されているので、ぜひ活用してください。 詳細は今後公開される公式サイトの情報にてご確認を。
ポーズが決まれば、
体は本当の魅力を見せ始める
筋トレで作った体は、ポージングで初めてステージに「届く」ものになります。 どんなに鍛えた体でも、ポージングなしでは伝えきれない。 逆に、ポージングを身につければ、今の自分の体を120%魅力的に見せることができます。
VOLIX CUPはポージングをシンプルに整理しているため、初心者でも取り組みやすい大会です。 でも「シンプル」だからこそ、その一つひとつのポーズに、こだわった人が結果を残します。 今日から鏡の前で1分、始めてみてください。
- ポージングは筋肉を見せる技術。同じ体でも評価が大きく変わる
- カテゴリーごとに規定ポーズ・審査基準・注意点が異なる
- 笑顔・呼吸・歩き方は、全カテゴリー共通の基本
- 鏡+動画+お手本動画+無料セミナーが、最短の練習ルート
- 毎日少しずつの積み重ねが、本番のゆとりを生む
私たちVOLIXは、あなたが自信を持ってステージに立てるよう、全力でサポートします。 鏡の前の1分から、あなたのステージでの輝きが始まります。ぜひ今日から、ポージングの世界に足を踏み入れてみてください。